★イスラエル旅行記14★ Day4 ダビデの塔と夜のエルサレム

  • 2019.12.31 Tuesday
  • 09:44

 

いよいよイスラエルの旅も終盤。

 

ヤッフォ門入ってすぐのところにあるダビデの塔へ。

ここは今は歴史博物館になっていて、

中庭を囲んで回遊するように建物を一周すると、

紀元前1,000年頃から現在までのイスラエルの歴史が

辿れるようになっています。

博物館なので、旧市街の中で唯一入場料がかかる施設。

そして、夜はここでプロジェクションマッピングによる音と光のショーをやっています。

音と光のショーは予約制(席は自由席)。

入場券と音と光のショーのオトクなセットチケットは

インターネットで事前購入が可能です。

 

塔の上からの景色。

あの並んでいる椅子は夜のショーの座席だね。

 

 

旧市街も一望。左側のグレーのドームはイエスの墓がある聖墳墓教会。

 

岩のドームやオリーブ山も遠くに望めます。

右側の白い一角は、昨日書いたオリーブ山のユダヤ人墓地。

 

そして旧市街の外側は…。

現在のエルサレムの街の風景が広がっています。

 

音と光のショーは、この日は2回公演。

20時からの後半のショーを予約したので、

今日の夜ご飯は、近くのアルメニア人地区にある

「アルメニアン・タヴァーン」で。

 

かなりいい感じのインテリア。

 

 

 

アルメニア料理の店らしいけど、

相変わらずイスラエル料理を頼む。

まあ、何がアルメニアで何がイスラエルなのかよー分かりませんが…(笑)。

 

音と光のショーは、

ダビデの塔の建物のこの壁面に、プロジェクションマッピングが映し出されます。

 

フラッシュはダメだけど写真撮影は許可されていたものの、

後ろのおばちゃんが、スマホの光が気になるのか

大声で「スマホは使わないで〜!!!」と怒り狂っていたので、

写真は撮れず…。

開演までの待ち時間もプロジェクションマッピングがあったよ。

 

 

屋外なので、ちょいと寒かったけど、約45分間。

この日の演目は、1人の少年がダビデ王になるまでのストーリーで、

音楽と次々と色と姿を変えるプロジェクションマッピングで

スペクタクルな世界を満喫しました。

楽しかった〜♪

 

ホテルまでの帰り道。

アイ ラブ エルサレム!

ヤッフォ門の近くには、こんなインスタ映えなスポットも。

妙齢女子たちがキャッキャと写真を撮っている姿が微笑ましく

その風景を撮る(笑)。

 

LRTのシティホール駅前の建物もキラキラです。

 

なんの建物か分からないけど、街中の名もない建物も

プロジェクションマッピングをやっていました。

ユダヤ人も見入ってる〜。

 

 

ああ、なんとか年内に書き終えました、これにて終了(笑)

 

それでは、皆さま、よいお年を〜。

 

 

★イスラエル旅行記13★ Day4 美しすぎる岩のドームと万国民の教会とマリア永眠教会

  • 2019.12.30 Monday
  • 10:54

 

4日目は引き続き旧市街散策へ。

 

今日は、先ず、ムスリムの聖地、

岩のドームがある神殿の丘へ向かいます。

神殿の丘と呼ばれるエリアはさらに壁で囲まれているのですが、

この壁の一部がユダヤ教徒の聖地の嘆きの壁となっています。

それが非常に不思議、というか疑問だったのだけど、

調べてみると、もとは紀元前948年にソロモン王が神殿を建てたのがここ。

(ユダヤ人にとって神聖な場所ということになります)

そして、その後の長ーい長ーい歴史の中で、

638年にイスラム勢力下におかれ、

691年、今度はここに岩のドームが建てられます。

かなり大雑把に言うと、

ユダヤ教徒とムスリムの聖地が同じってことになりますね。

(多分)

 

神殿の丘には、嘆きの壁の横にあるモロッコ門から入ります。

他にもいろいろ入口はあるけど、

ムスリム以外の入場は、ここからしか許されていません。

(もれなくライフル銃を持ったセキュリティも立っています。)

 

ここも入口が良く分からなく若干迷子になりながら辿り着くと

ここでもまた手荷物検査があります。

しかも、入場時間が非常に限られていて、

午前中は10:30まで、午後は1時間しか開いていない…💦

(時期により多少時間の変更あり)。

もちろん、肌を露出した服装で入ることはできません。

 

先ず目に入るのは、アル・アクサ―寺院。

写真で見るとモスクなのに、丸いドームがないと思ったら、

非常に縦に長い建物で、かなりひかないと丸いドームが見えないのです。

ということで横から撮ってみる。

 

ムスリムしか中に入れませんが、

ほんの少し入口が開いていました。

 

左側に進むと、

岩のドームが見えてきます。

 

旧市街のたいていの場所から、この金色のドームは目に入るのだけど、

近くで見るとさらに美しい。

ここも、ムスリム以外の人は中には入れません。

 

 

この辺のタイルはまだ新しそうだけど、ほんとに美しいですね。

青い空に映えます。

 

横から見た図。

 

 

その後、旧市街の東側にあるオリーブ山へ。

標高825mの小高い山なので、

聖ステバノ門から出て、坂道を行きます。

イエスの足跡が残る史跡がたくさんあるこのエリアも

キリスト教徒にとって神聖な場所らしく、巡礼者だらけ。

急勾配の坂道は、まるで神戸の街か生駒の山かのよう。

そして山の斜面にはユダヤ教徒のお墓がへばりつくように立っています。

 

マリアの墓の教会。

ここも地下に潜っていきます。

ちなみに4世紀に建てられ、十字軍時代に改装されたそう。

歴史を感じますね。

 

これがマリア様のお墓。

墓石の下に開いた3つの穴から、

墓の内部に触れることができるようになっていたらしいけど

今は閉じられていました。

 

 

 

坂道を登り、山の中腹にある、主の泣かれた教会。

イエスがエルサレムを眺め、その滅亡を予言し涙した場所と言われているところです。

 

オリーブ山を下りてきたところにあるゲッセマネの園。

かつてこの辺りはオリーブ林だったそうで、その頃から受け継がれてきた

オリーブの木が植わっています。確かに、見るからに老齢の木が…。

 

その横に建つ、万国民の教会。

 

ファサードのモザイクが見事です。

 

そして中も、広くて見事なのですー!

 

 

この祭壇の前の岩は、さきほどのゲッセマネの園ととともに、

最後の晩餐を終えた最後の夜、イエスが祈った場所とされています。

 

ステンドグラスも見事ー!

 

四方八方、見事ー!

 

昼食をとった後、午後は旧市街の南にあるシオンの丘へ。

シオン門を出るとすぐです。

丘全体がこんな雰囲気で素敵です。

 

最後の晩餐の部屋。

文字通り、最後の晩餐を行った場所といわれているところです。

 

ダビデ王の墓。

さすがユダヤ教、男子と女子の入口は別々です。

右の看板で隔てられ、その向こう側が男子のエリアです。

 

マリア永眠教会。

ここも素晴らしく美しい教会ですー。

 

床のモザイクも素晴らしく美しいー。

 

 

 

 

地下に降りると、永眠するマリア様の像が横たわっています。

 

地下も至るところが、素晴らしく美しいのです。

 

決して広くない旧市街とその周辺エリア。

だけど、見どころ、被写体がありすぎて、

観光が全く、これで終了!!となりません…。

 

★イスラエル旅行記12★ Day3 夜のマハネー・イェフダー市場は単なる市場ではなかった

  • 2019.12.29 Sunday
  • 08:21

 

3日目の夜ご飯は、

LRTで2駅の、マハネー・イェフダー市場の中にある

シーフードレストラン「ミフモレット」へ行くことに。

 

もうすっかり薄暗くなってしまった頃に行ったけど、

さすが、エルサレムの台所と言われるだけあるマハネー・イェフダー市場。

まだまだ活気に満ちています。

 

 

 

こんな庶民的な市場の中だから、

きっと薄汚いレストランに違いないとあまり期待せずに行ったのだが、

なんとなんと期待を裏切る、かなりオシャレなカフェレストランではあーりませんか!

 

壁のタイルもかわいいし、店内も素敵ですよ。

 

韓国に行くと、無料でキムチなんかが出てくるけど、

ここは、フムスなどのつまめるお野菜が6種類も出てきました。

すっかりファンになってしまったイスラエルワインとともに♪

 

レストラン自慢の白身魚のグリルを。

ふっくらと香ばしく焼かれていて、ここも当たりのレストランでした(^^)。

 

食後は、レストランの向かいにあるジェラート屋さんに。

多くの人が並んでいて、美味しいのかな〜?と引き寄せられるように、

私たちも並んじゃいました。

客層を見ると、イスラエルでも「スイーツ男子」という単語が定着している模様(笑)。

 

しかし、この界隈は、市場の中とは思えないほど、

今どきのレストランやバーが立ち並んでいます。

そして聖地の雰囲気は全くなし。

皆ごきげんで呑んでいます。

 

 

 

 

ガイドブックには、単なる市場としか記載はなく、

まさかこんな楽しい場所とは、ほんま想定外でした。

もう1、2回くらいは通いたい気分。

 

また、ガイドブックには、ホテル近くのベン・イェフダー通りが繁華街と書いてあるけど

食べたり飲んだりするのなら絶対こっちの方が

楽しいし、オススメですよ。

 

 

★イスラエル旅行記11★ Day3 死海でぷかぷか

  • 2019.12.28 Saturday
  • 10:49

 

エルサレム3日目は、現地のツアーに参加して、

世界遺産マサダの要塞と、エン・ゲティ国立公園のハイキングと、

死海の日帰りツアーへ。

 

旧市街近くの高級ホテル、デイヴィッド・シタデルホテルに集合。

人気のツアーなのでしょうね、結構な人数が集まっていてバス1台満席状態。

今日は満席だから、1人で2席はダメよ〜、と

ガイドのエリーさんが大声を張り上げていました。

 

いよいよ出発!

ちょっと走ると、たちまち砂漠地帯に。

 

らくだもいたよ。

 

1時間半ほど走って、

先ず、マサダの要塞へ。

 

はるかかなた昔の、紀元前100年頃、すでに要塞化されていたマサダ。

その後、ヘロデ王の時代に、大小の宮殿や、高度な入浴施設、巨大な貯水槽など、

その基盤がさらに増強されます。

そして、西暦70年頃、侵攻してきたローマ帝国との戦いの際に、

最後の最後までローマ軍と戦い続けたのがここ、マサダなのです。

 

最終的には、女性や子供を残し、皆自決したという悲しい結末があるのだけど、

1万人ものローマ軍に取り囲まれながらも、

こんな砂漠の断崖の上で、その籠城期間が2年以上もの長きにわたったことから、

ユダヤ民族にとっては、今でも誇りの象徴になっているそうです。

その証拠に、今でもイスラエル兵の入隊宣誓式が

「マサダは二度と陥落させない!」とここで行われているそう。

 

要塞は約400mもの高さの断崖絶壁の頂上に広がっています。

その頂上へはロープウェイで行くことができます。

歩いても登れるのですが、

このあたりはエルサレムよりだいぶ気温も高く、

(実際、この日も良いお天気でめちゃ暑でした)

この炎天下の中歩くなんてはっきり言って無理ですね、

ツアー参加者は全員迷わずロープウェイでした(笑)。

(写真に見える斜めの白い線が、歩いて登る人用の道💦)

 

なかなか綺麗なロープウェイでしたよ。

 

眼下には死海が臨めます。

ただ、よく考えると、死海は海抜マイナス約400m。

この要塞は海抜約400m。

高いところまで登ってきたな〜なんて思うけど、

頂上が、だいたい海抜0mってことになるんですよね…。

なんか不思議な感じ。

 

 

頂上には、宮殿跡が広がっています。

 

それにしても暑い…。

帽子、サングラスは必需品です。

 

これは、巨大な貯水槽。

水が少ないこの地域、

雨水をため込むための水路など、かなり緻密に設計されていたようです。

 

なんて鳥か分からないけど、

一緒にガイドの説明を聞きます。

 

要塞からの眺め。

 

こんなところに2年以上も籠城とは、

おったまげます。

 

続いて、エン・ゲティ国立公園のハイキングへ。

こんな荒涼としたところばかりでなく、

いくつかの滝や、川の中を進んだりの小1時間のハイキングです。

 

 

一番奥の滝に到着。

ちょっと息切れ切れだけど、

まさしく、砂漠の中のオアシス。

 

地元の人たちにとっても憩いの場なのかな、

みんな思い思いに楽しんでいました。

 

帰り道。

遠くに死海が綺麗に見えました〜。

ちなみにオレンジ色のシャツを着た人がガイドのエリーさん(男)。

ものすごい早口で、

実は半分以上英語が聞き取れなかった…(^^;)。

 

そしていよいよ死海へ。

 

日本の海水浴場のように、いやむしろそれ以上に

更衣室やシャワールーム、コインロッカーなどがきちんと完備されていて、

レストランやお土産屋も充実しています。

 

向こうにうっすら見えるのは多分ヨルダン。

 

お決まりのポーズをしようと、

新聞の代わりに、観光案内書でもらってきたイスラエルのマップを持って

浮いてみます。

ヨルダン側の死海に行ったのが、約10年前。

その頃より、間違いなく、かなり体重が増加しているはずだけど、

やっぱり、問題なく、今回も浮きました〜(笑)。

むしろ体が浮きすぎて、結構バランスをとるのが難しかったりします。

 

 

足元には、ミネラルたっぷりの泥が沈殿していて、

自然のパックが楽しめます。

ほんのちょっとつけただけでほんま肌がすべすべ!!

 

最初、死海に行こうと、個人で見積もりをとったところ、

びっくりするほど、べらぼうに高い金額を提示されたのだけど、

このツアーは、日本円で約1万円くらい。

物価の高いイスラエルにおいて良心的なお値段&コスパ最高のツアーでした。

 

 

 

 

★イスラエル旅行記10★ Day2 嘆きの壁

  • 2019.12.15 Sunday
  • 22:36

 

ベツレヘムから帰ってきた後、

いよいよ、嘆きの壁へ向かいます。

 

嘆きの壁は、英語ではWestern Wallと言います。

なんで西??と思ったら、

かつてのユダヤ教神殿を囲っていた城壁の西の壁だったからだそう。

 

かつてといっても、

ものすごい昔の紀元前948頃(!)にダビデの子ソロモン王が第一神殿を建て、

その後、バビロニアに壊されるも第二神殿を再び建設し、

西暦70年に今度はローマ帝国に破壊され、

部分的に残ったのがこの嘆きの壁なのです。

 

1948年にイスラエルが建国されるも、

このエリアはヨルダンの管轄下におかれ、

1967年の第3次中東戦争でイスラエルがこの地を奪還。

ユダヤ人はやっとこの聖地で祈ることが出来るようになったという

なんとも複雑な、そして長〜い歴史があるのです。

 

嘆きの壁に行くには、非常にセキュリティが厳しく、

飛行機に乗る時のようなX線による手荷物検査が。

もれなく、ライフル銃をもったイスラエル兵も立っています。

 

また、ノースリーブや短パンなど肌を露出した服装はペケポン。

こちらも係りの人にもれなく注意されます。

また男性は、頭を隠さなくてはいけないので

帽子をかぶるか、貸出キッパをかぶらなくてはいけません。

 

神殿の丘へ行く、陸橋の上から全体像を眺める。

向こう側が男性用、手前が女性用と、

祈りの場所は男女別になっています。

現在の壁は高さ21メートル。下から7段目までが第二神殿時代のもの。

ということは、2,000年以上昔からある壁なんですよね、

考えただけでも、身震いするほどすごいことだこと!

それより上は、その後のいろいろな時代に付け足され、今の姿になっているそう。

またこの下(つまり地下)に第二神殿時代の壁がまだ17段も埋まっているんだって。

 

ちょっとズーム。

男性用のエリアをのぞき込んでいる女性たちがいますねぇぇ。

 

ここでもiPhone11の威力発揮(笑)、さらにズーム。

確かに男性は、皆なんらかのものをかぶっていますね。

 

女性用の場所に入ります。

プラスティックの白い椅子が山ほど置いてあって、

なんか聖地というより、海の家かアウトドアのカフェのよう(笑)。

もちろんお茶なんぞ飲んでいる人はいないけど、

くつろいでる感じの人はたくさんいましたね。

 

壁に近づくと、

ユダヤ教徒の方が、本当に真剣に、熱心に、お祈りをされています。

 

壁に向かい聖書を読み、壁に頭をつけ、手を触れ、

無宗教な私からすればちょっと怖いくらい、の真剣さ。

 

そして、お祈りが終わると、帰る時も、壁には絶対にお尻を向けず、

みな後ろ向きで帰っていくのです。

そこまで徹底した聖地なのですね。

 

観光地化した感は否めないけど、

敬虔な祈りの風景を見ることができます。

 

 

これで今日の観光は終わり。

ホテルにいったん戻り、夜ご飯に繰り出します。

 

今日の夜ご飯は、ベン・イェフダー通りの近くにある「ティーモール」へ。

書店&カフェになっていて、学生さんや芸術家にも人気のカフェらしく、

とっても居心地のよいカフェ。

1人でゆったりと過ごしている人も多かったし。

店員さんも皆、とっても感じがいい。

 

シャクシュ―カのセットをオーダー。

もちろんビールとともに♪

すっかり虜になってしまったイスラエル料理、

ここも美味でした!

 

 

 

 

★イスラエル旅行記9★ Day2 ベツレヘムのバンクシーと分離壁

  • 2019.12.09 Monday
  • 22:01

 

 

謎が多いバンクシー。

ウィキペディアによると、

バンクシーはストリートアーティスト、政治活動家、映画監督となっていて、

風刺アートや、政治・社会批判の彼の絵は、

世界中の壁や橋梁に残っているとあります。

 

そして、ここベツレヘムにも、バンクシーの絵があるとのことで、

その絵も巡ってもらいました。

いくつあるのが正解なのか、100%信用できる回答が見当たらないけど、

これと言われている5つを見てきました。

 

「ハートを出す天使」。

 

こんな感じで、その辺の何の変哲もない壁にさりげなく描かれていて、

これは、もう誰かに連れてきてもらわないと全く分かりません。

再び、やっぱりタクシーをチャーターして良かったと安堵した次第(笑)。

 

「花束を投げる青年」。

これはガソリンスタンドの側面の壁に。

側面なので、つまり、表から見つけることはほぼ不可能、

やはり連れてきてもらわないと分からない場所にあるのでした。

 

壁全体に描かれ、かなりの大きさの絵です。

 

「防弾チョッキを着た鳩」。

平和の象徴の鳩が防弾チョッキを着て、かつ照準を合わせられています。

 

この絵も、お店の横にある何の変哲もない壁に書かれています。

(右横の小さな絵は、バンクシーの手によるものではなく、単なるいたずら書きのようです…)

 

「壁を壊す天使」。

 

これは分離壁と呼ばれる壁の上部に描かれていました。

一生懸命、にっくき壁を壊そうとしています。

 

「兵士をボディチェックする少女」。

 

これは、実は、今はお土産屋さんの中にある室内の壁に描かれています。

お土産を買わないと見せてもらえないと聞いていましたが、

そんなことはなく、お店のおじさんはとっても優しく、快く見せてくれました。

なので、お礼に(?)ポストカードを何枚か購入。

 

そして、さきほどの分離壁のすぐ横に

バンクシーが手掛けるホテルがあります。

その立地ゆえ、「世界最悪の眺めのホテル」と呼ばれているホテルです。

 

中は、今まで見てきたものと同様、

風刺に満ちた、でも平和を祈るバンクシーアートで溢れていました。

 

酸素マスクをした天使や、

(奥に小さく見える本棚が、実は客室へ行く秘密のドアになっているそう。

 まるで、忍者屋敷ですねぇ)

 

 

ロビーはカフェレストランになっていて、

ビールやピザといった軽食を食べることができます。

外にはオシャレなテラス席もあるけど、

景色は、もれなく分離壁のみです。

 

タイベビールをいただきました。

パレスチナのタイベ村で作られているパレスチナ産唯一のビール。

添加物や保存料は 一切使っていないそうで、

黒ビールのダークは、香ばしくてコクもあって旨〜い!!

 

 

そして、これが分離壁。

イスラエル側が、

パレスチナ自治区とイスラエル支配地区を明確に分けるために、

そして、パレスチナからのテロを防止するために、

2002年から建設され始めた壁です。

日本ではほとんど報道されていないし、

イスラエルに行くまで、というかベツレヘムへ行くまで

こんな分離壁の存在は全く知りませんでした。

 

実際、この壁によって、

土地を追われたり、

今まで簡単に移動できていたところが移動できなくなったりと、

パレスチナ人の生活にかなりの不便な影響を及ぼしているそうです。

 

壁の存在そのものを世界に知らしめ、

そしてこんなしょうもない壁の存在意義を世界に問うために

バンクシーはここにホテルを建て、

絵を描いたのでしょうね、きっと。

 

イスラエル側の壁は、冷たいコンクリートのみですが、

パレスチナ側は、平和を愛するストリートアートで溢れています。

 

 

兵士を踏み台にするマリオも。

 

 

 

 

 

この絵は、分離壁に本当に小さく描かれていた絵。

その横の「FREE PALESTINE!」。

パレスチナの方々の心からの願いなのだと思います。

 

 

ベツレヘムからイスラエルへ帰るバスは、

途中チェックポイントでいったん停車。

パレスチナ人は全員バスを降りて

イスラエル側のチェックを受けます。

外国人である私たちも、

パスポート検査と手荷物検査があると聞いていたけど、

バスに乗り込んできたライフル銃を持ったイスラエル警察?軍人?に

国籍を聞かれただけでした。

パレスチナ人のチェックは厳しく行われるのか、

バスの中で結構な時間、待たされました…。

 

分離壁とともに、なんかもやもやした出来事、でした。

 

たった3時間ほどの滞在だったけど、

イスラエルとパレスチナの現状を少しは肌で感じることが出来た、かな。

本当に訪れて良かったと思えたベツレヘムへの日帰り旅でした。

 

 

 

★イスラエル旅行記8★ Day2 パレスチナ自治区ベツレヘムへ

  • 2019.12.02 Monday
  • 22:58

 

2日目は、パレスチナ自治区のベツレヘムへ。

 

パレスチナ自治区は、ベツレヘムがあるヨルダン川西岸地区と、

新聞でよく報道されているガザ地区に分かれています。

ヨルダン川西岸地区は、全てがパレスチナ管轄というわけでははくて

A地区…行政・警察権ともにパレスチナが管理

B地区…行政権はパレスチナ、警察権はイスラエル

C地区…行政・警察権ともにイスラエルが管理

の3地区に分かれているそう。

(ベツレヘムは多分A地区)

 

ただ、自治区なので、大統領もちゃんといるし、

公用語はアラビア語、

イスラム教の人が9割を占めているなど、

やはりイスラエルとは色々な意味で違っている点がいっぱい。

 

イスラム教徒が9割を占めているけれど、

キリスト教系の学校に行っていた複数の友人から

「え〜っ、ベツレヘムに行ったの!!! いつかは行きたい場所なの!!!」と

感嘆の声とともに羨ましがられ、

イエスが生まれた場所として、キリスト教徒にとっても大事かつ憧れの場所らしい。

ここもエルサレムに負けず劣らず数奇な運命を辿ってきたに

違いありません。

 

そもそも、

イスラエルに行こうと思い、調べる前までは

パレスチナ自治区なんかに行けるなんてこれっぽちも思ってなかったし、

なんかややこしそうなところやな、という感想しか持ち合わせていなかったのですが、

エルサレムからは、なんと!路線バスで簡単に行くことが出来るのですよ。

 

ダマスカス門前のバスターミナルから

アラブバス231番のバスで、

片道6.8シェケル(約200円)。

若干古い感はあるけど、ちゃんとした高速バススタイルのバスです。

ある程度人が集まらないと発車してくれないとのことですが、

私たちが9時過ぎに行った時はほぼ満席で、

乗り込むとすぐに出発となりました。

 

距離的には約10kmほどしか離れていないのですが、

エレサレム市内の渋滞もあり、小一時間かかりました。

チェックポイントで検問があるかもと聞いていたけど、

往路はなし。

直通でベツレヘムへ到着。

 

ベツレヘムも小さな町なので歩いて観光できるやろと、

たかをくくっていたんだけど

地球の歩き方に載っている地図だけではちょっと心もとなく、

はて、右に向かっていいやら、左に向かっていいやら、

またまた迷子状態に…。

 

そして、アジアでよくありがちな、

待ち構えていたタクシーの運ちゃんたちにあれよあれよと取り囲まれ、

その中の1人の運ちゃんと、

ミルク・グロットと生誕教会とバンクシーの絵巡りで

2時間チャーターで交渉成立。

 

しかし、ここも丘陵地帯とあって起伏が意外とあり、

歩いて回るのはかなり無謀だったことがすぐに判明。

あとはこの運ちゃんがいい人であることを祈るのみです(笑)

  〜実際、いい人でした(^^)〜

 

 

ミルク・グロット。

聖母マリアの母乳が地面にこぼれた時に

赤かった地面がミルク色に染まったと言われている教会です。

全体的に乳白色のかわいらしい雰囲気の教会。

不思議な光線が入り込んだ〜〜!!

 

入り口から、地下に降りていきます。

 

 

壁は岩、剥き出し。洞窟の中の教会です。

 

 

母乳がこぼれたのは、この辺りだそうです。

 

優しいまなざしのマリアと赤ちゃんイエス。

 

 

地上にあがると、現代風の祭壇も。

 

そして、次は、生誕教会へ向かいます。

キリスト教徒とイスラム教徒が平和に混在している図。

 

この辺りは、雰囲気がステキ。

 

生誕教会前に広がるメンジャー広場。

町の中心地です。

この広場に面して、ムスリムのジャーマ・アル・オマルと生誕教会が

向かい合って建っています。

クリスマス時期になると、この広場にはツリーが飾られ

世界各国からの巡礼者でごった返すそう。

 

モスクの目の前で、キリスト教徒のお祝いが盛大に行われる…

宗教間の争いって、いったい何なんだろう?って思っちゃいますね…。

 

そして、こちらが、イエスが生まれたとされる聖地・生誕教会です。

ここで、大学生だというイケメン君が近づいてきて

ガイドをしますと言い寄ってきました。

地球の歩き方にもそんなに詳しく書いてないし、

まあ、良心的な要求額だったのでお願いすることに。

 

これが入口、

ちっちゃ!!!

かがんで入ります。「謙虚のドア」と呼ばれているそうです。

 

中に入ると、広い会堂が。

 

一部、床の下のモザイクが見られるようになっているのですが

これは、なんとコンスタンティヌス帝時代のものだそうです。

(ということは2〜3世紀頃のもの?!)

 

一部工事中。

で、この会堂の一番奥のエリアの地下に小部屋があって、

そこが生誕の場所とされています

その地下への入口は左右にそれぞれあって、

右側は長蛇の列。左側はほんの少しの人しか並んでいません。

仕組みが良く分からないのだけど

どうもガイドをつけていると、左側のすいている入口から入れるようです。

 

12時からミサが始まるので、それまでに入らないと!

と大学生ガイド君は何度か教会の人にかけよってくれ、

やっと中に入れました。

 

さあ、いよいよ地下に降ります。

 

人数制限をしている割には狭い地下は大混雑。

この祭壇の下が、まさしくイエスがお生まれになった場所だそうで

ここでも熱心な巡礼者たちが触って、拝んでいます。

 

イエスが生まれたその場所には銀の星があり、

大混雑の合間をくぐって、奇跡的に撮れた2枚💦

 

星には、ラテン語で「ここにてイエス・キリストは生まれたまえり」と

書かれているそうです。

 

そして12時になり、ガイドの言う通り、

「はい、みんな出て〜!!!!」と聖職者から追い出されました…。

 

ほんまぎりぎり!

大学生ガイド君のおかげで、ちゃんと時間内に拝むことができ感謝です。

タクシーの運ちゃんもだけど、悪い人いないです、イスラエル〜♡

 

この生誕教会も、その脇には、

アルメニア修道院やコプト修道院、ギリシア正教会修道院など

色々な宗派の教会があるようですが、

これは、聖カテリーナ教会。

 

 

タクシーの運ちゃんが連れてきてくれた

展望台、というかお土産屋の屋上からの景色。

ベツレヘムの街中や遠くが一望できます。

 

ベツレヘムも標高726mの小高い丘にあるので、結構なパノラマが楽しめます。

丘陵地帯にへばりつくような家・家・家がすごい。

 

このお土産屋さんは木彫り工房に併設されていて、

イエスやマリアをかたどった木彫りの置物がいっぱい。

残念ながら欲しいものはほとんどなかったけど、

せっかくだから記念に、素朴な感じがかわいらしいオーナメントを2つご購入。

 

ベツレヘム編は、後半に続くー。

 

 

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